雨にぬれた花姿が美しい「あじさい」。
共に歳月を重ねるふたりが愛でるのにぴったりな、清楚で味わい深い花です。
今回、あじさい博士におすすめのスポットや自慢したくなる豆知識を教わりました。
しっとりと楽しむ、大人の『あじさいデート』へ出かけましょう。

十和田湖から流れ出す水流からなる『奥入瀬渓流』。躍動感あふれるその水の流れと、ひっそりと自生するエゾアジサイとのコントラストに目を奪われる。博士がおすすめする、「苔むした岩から花を咲かせた、けなげなあじさいの花姿」も一見の価値あり。しかし、この渓流の全長は約14kmあるため、「時間に余裕がある方は、探してみてください」とのアドバイスが。下流の石ヶ谷から上流の子の口へ向かって歩くと、だんだんと株数が増えていくそう。この渓流は「十和田八幡平国立公園」内にあり、園内はすべて手つかずの自然を保っている。その一部である野性のあじさいの凛々しい花姿を、じっくりと堪能してほしい。見ごろは6月中旬から。

美しく続く杉林の中を、約250種2万5千株のあじさいが咲き乱れる。森林浴をしながら、山一面を覆う花々を眺めれば、心やすらぐ時間を過ごせるはず。「元日本アジサイ協会会長の故・山本武臣さんのコレクションもきれいです」と博士が語る“山本コーナー”には、清楚な青色のヤマアジサイが多く植わっている。他にもヤマアジサイの種類は豊富で、黒姫、シチダンカ、クレナイ、エゾアジサイなど多数。ヤマアジサイの見ごろは7月上旬、園芸種(西洋アジサイ含む)は7月中旬以降。期間中、押し花絵の展示やブリザーブドフラワーのアレンジメント教室、郷土芸能などのイベントも。しっとりとしたあじさいの風情と、にぎやかな雰囲気の両方が楽しめそう。 ※開園期間:2008年6月28日(土)〜7月21日(月)

広い公園内に、約34種4万5千株が咲く『東山公園 あじさいの杜』。「株数の多さは、東日本でも指折りの場所」と博士も推薦するスポットだ。西洋アジサイやタマアジサイなどが、見ごろの7月上旬から中旬には見ることができる。ピクニックをしながら、園内いっぱいに咲くあじさいを愛でるデートも素敵。

「山の斜面に広がる“アナベルの雪山”は見ごたえがありますよ」と博士が太鼓判を押すのは、“アナベル”が一面を真っ白に埋めつくす光景。見ごろは6月下旬から7月初旬。園内には全部で約60種1万5千株が群生し、6月上旬から7月初旬にかけてはホンアジサイやガクアジサイなどが咲き変わりで楽しめる。 ※開園期間:2008年6月7日(土)〜7月6日(日)

博士も植栽に携わったという2つの公園。「めずらしいあじさいと出会えます」と博士が語るように、豊富な品種が咲くのが魅力だ。北公園は約200種1万株、麻溝公園は約170種6千株が花を咲かせる。見ごろの6月中旬には、両公園が一緒に行う「アジサイフェア」もある。イベントでは、あじさいの相談に気軽に乗ってくれる。