雨にぬれた花姿が美しい「あじさい」。
共に歳月を重ねるふたりが愛でるのにぴったりな、清楚で味わい深い花です。
今回、あじさい博士におすすめのスポットや自慢したくなる豆知識を教わりました。
しっとりと楽しむ、大人の『あじさいデート』へ出かけましょう。

日本古来より残るヤマアジサイの品種を中心に、約140種8千株が境内の一面に花を咲かせる。クレナイ、シチダンカ、清澄沢などが花をつけ、見ごろは6月上旬から下旬。“あじさいの山寺”と名づけられるだけあり、寺とあじさいが一体となった光景が心を惹きつける。「本堂へ続く通り沿いに咲くあじさいの植栽がすばらしい」と博士も絶賛する美しさだ。博士によると、本堂の奥にもあじさいが植えてあるとのこと。350年以上の歴史を持つ寺で、色とりどりのあじさいをゆっくりと眺めてみて。また、毎年6月上旬から下旬には、「あじさい祭」も開催される。詳しくは問い合わせてみよう。

神戸市の市花にも選定されているあじさい。ここでは、25種約5万株が、6月上旬(中旬)から7月上旬に、園内いっぱいに花をつける。「自生のあじさいが見られるのが魅力」と、博士もお気に入りのスポットだ。かつて日本では“幻の花”と呼ばれた六甲山の名花シチダンカをはじめ、ヒメアジサイやアナベルなどが楽しめる。

飛鳥時代から続く、由緒ある寺院の「矢田寺」。境内には「あじさい庭園」があり、ヤマアジサイや西洋アジサイを中心に、約60品種1万株が鑑賞できる。見ごろは6月上旬から7月上旬だ。「めずらしいあじさいと出会える」と博士がおすすめする、さまざまな品種を集めた「あじさい見本園」にもぜひ立ち寄ってみて。 ※開園期間:2008年6月1日(日)〜7月10日(木)

見帰りの滝のしぶきを浴びた、さわやかなホンアジサイの花姿が美しい。「岩間に自生したあじさいの姿もきれいですよ」と、博士も太鼓判を押す場所。見ごろは6月中旬で、ヒメアジサイやハナビアジサイ(スミダノハナビ)、ミセスクミコなどが咲く。川沿いを散策できる遊歩道もあり、約4万株のあじさいをじっくりと味わってみよう。

6月上旬から下旬には、日本庭園風の園内を約160種10万本以上のあじさいが埋めつくす。日本の野生のアジサイや西洋アジサイなどを中心に、さまざまな品種が咲くので見ごたえも十分。「渓流沿いの散策路を歩いてみてほしい」と、博士がおすすめする約3kmの遊歩道の途中には滝もあり、道の脇を彩るあじさいを間近で見ながらのんびりと歩けば、楽しいデートのひとときになるはず。また期間中、だんだんと色を変えていくあじさいの七変化を、山の上の展望所から味わえるのも楽しみのひとつ。6月上旬から6月末までは、あじさいの苗の販売も行っているほか、陶器・染織・木工彫刻の三人展も開かれる。